歯を出来るだけ削らない・抜かない虫歯治療

歯を残すガイドラインのトップページ

診療予約
044-789-9923

Caries

歯を残す虫歯治療

  1. HOME
  2. 歯を残す虫歯治療

Caries 最小限の侵襲の
 虫歯治療をご提供

マイクロエンド

当院ではなるべく歯を削らず、痛みのない丁寧な虫歯治療を心掛けております。

MI(ミニマルインターベーション)の考え方を基本とし、極力歯を削らずに、麻酔、テクニック、先進機器を使用し、痛みの少ない治療を行っております。

虫歯でお悩みの方は一度ご相談下さい。

虫歯のメカニズム

虫歯は細菌が歯面の磨き残しから酸をつくりだし、その酸で歯が溶けた状態が虫歯になると考えられています。

この考え方が基礎となって、次のような4つの条件がそろった場合に虫歯になると考えられています。

虫歯になる4つの条件

  • 虫歯になりやすい歯の質、歯並び、噛み合わせになっている。
  • 虫歯菌が旺盛な活動をしている。
  • 歯につきやすい甘いもの(糖質)を多く摂取する食習慣がある。
  • プラーク(歯垢)が歯に付着したままになっている時間が長い。

虫歯にならないためには、正しい歯磨きを歯科衛生士、歯科医師に教えてもらうことや歯医者さんへの定期的に定期検診に通うこと、フッ素塗布、PMTCなどを行うことにより、虫歯のない健康な歯を持ち続けましょう。

虫歯の進行段階

  1. 進行度0

    C-0

    C-0
    むし歯の手前の段階。定期的に経過観察を行います。

  2. 進行度1

    C1

    C-1
    むし歯ができ始めの状態。定期健診で早めに虫歯を発見し、すぐに治療できます。

  3. 進行度2

    C2

    C-2
    虫歯が進んで時々痛む。この時点で治療をすると、患部を削って詰め物をする程度で済みます。

  4. 進行度3

    C3

    C-3
    虫歯が進行し、ひどく痛む。歯の神経や歯根治療します。金属冠など、歯冠部にかぶせたり、詰めたりします。

  5. 進行度4

    C4

    C-4
    歯冠が崩壊し、根っこだけが残っている状態。虫歯が根の中まで進行し、抜かざるを得ない場合もあります。

非抜歯治療

虫歯や歯が破折してしまったことで、歯ぐきより大分深いところに歯の縁がある状態では、適合性の良いクラウンが作れなかったり、歯肉が炎症をおこしたりすることで、非常に寿命が短くなってしまうといわれています。

逆に考えると、歯の縁を歯肉より上に持ってくる処置を行えば、しっかり保存可能になってきます。その治療法が、歯冠長延長術(クラウンレングスニング)と矯正的挺出(エクストリュージョン)です。

歯冠延長術(クラウンレングスニング)

歯冠長延長術(クラウンレングスニング)は、外科処置により歯ぐきの位置を下げることで、歯のふちを歯ぐきより上に出していく処置のことです。

  1. 歯冠長延長術(クラウンレングスニング)STEP1

  2. 歯冠長延長術(クラウンレングスニング)STEP2

  3. 歯冠長延長術(クラウンレングスニング)STEP3

歯冠延長術の費用(税込)
1歯の場合 ¥55,000
2~4歯の場合 ¥82,500
5歯以上の場合 ¥110,000

矯正的挺出(エクストリュージョン)

矯正的挺出(エクストルージョン)は、歯を矯正で引っ張りあげて歯を移動させ、歯の縁を歯茎より上に出していく処置です。

予後の良い被せ物を作製するには、歯の全周が歯肉より上に最低1mm出ていることがとても大切です。この1mmの部分に被せ物がくっついてると、根と土台それぞれに咬合力が分散され、それらが起きにくくなります。この力分散をフェルール効果と呼びます。

矯正的挺出(エクストルージョン)とは簡易矯正で、歯肉の下になっている根を、歯肉の上に引っ張り上げる方法です。

エクストリュージョンの費用(税込)
エクストリュージョン ¥77,000~

非抜髄治療

MTAセメントによる非抜髄治療

大きく重度な虫歯で、歯の神経にまで虫歯の原因菌の感染が及ぶと神経を取り除く処置が必要になります。

神経を取った歯でも咬む感覚は残りますから、修復すれば今まで通りに咬むことができますが、歯の神経の有無はその歯の寿命を大きく左右します。

神経を取ることにより栄養されなくなった歯は折れやすく、割れやすくなります。

折れたり割れたりした歯は残念ながら抜歯になる可能性が高いのです。極力歯の神経を残し、歯の寿命を延ばすために、当院では「MTAセメント」を用いた歯髄(歯の神経)温存療法を行っております。

  1. MTAセメントによる非抜髄治療の術前

  2. MTAセメントによる非抜髄治療の術後

この治療法は歯髄炎の場合に適用する方法です。適応症例であれば歯の神経を残すことが可能です。

MI治療 “ミニマルインターベーション”

ミニマルインターベーション
(最小限の侵襲)な虫歯治療

MI治療

当院では『出来るだけ歯を削らない治療』、MI治療を行っています。

このMIとは、ミニマムインターベンション(Minimum Intervention)の略で、「最小限の侵襲」という意味になります。

虫歯治療は歯を大きく削り、虫歯を取り除き、銀の詰め物や被せ物をすることが一般的です。その場合ですと詰め物や被せ物と歯との境から虫歯が再発するリスクが高くなり、歯の寿命を縮めることになる場合もあります

歯は1度削ると元に再生することは2度とありません。だからこそ「MI治療」では、「歯を削る量を可能な限り少なくし、今ある歯を大切にする」という考え方をします。